医学部予備校の選び方!必ず確認するべき7つのポイント

医学部を受験する上で活用したいのが、「医学部予備校」。医学部入試に向けて集中的に対策でき、学力アップ・合格率アップに役立ちます。

ただ、医学部予備校は全国にたくさんあり、どこがいいのか迷うこともあります。そこでここでは、医学部予備校を選ぶときに確認するべきポイントを7つ紹介します。

医学部受験をする上で、予備校はとても重要!
しっかり選んで、納得のいく予備校で頑張りましょう。

医学部予備校を選ぶときは、ココをチェック!

  1. 学費
  2. カリキュラム・指導スタイルが自分に合いそうか
  3. 運営実績・校舎の数
  4. 自習室
  5. 寮の有無・やっていけそうな環境か
  6. 相談するときのスタッフの対応
  7. 合格実績(一応)

1. 学費

まずは学費です。医学部予備校は大手予備校の医進コースなら100〜150万円ほどですが、医学部専門予備校は300〜700万円ほどが相場。予備校によってかなり学費に差があるため、家族で予算を確認しておきましょう。

いくら気になる予備校でも、高すぎると感じる場合は候補から外すべき。家庭によっては「医者になれば高収入になるから、モトは取れる!」と考えて借金までする場合もあるそうですが、あまりおすすめしません。

2. カリキュラム・指導スタイルが自分に合いそうか

医学部予備校のカリキュラムや指導スタイルは、それぞれでかなり違います。

  • 10人以下の少人数指導に力を入れている予備校
  • 1クラスが20人以下と、ある程度の人数がいる予備校
  • テキストの2周目・3周目もカリキュラムに組み込まれているなど、復習に力を入れている予備校

上のように、それぞれの予備校で独自の指導が行われています。

こうした指導方法は「どれがベスト」というのは決めにくく、「このスタイルは自分に合っていそう」と感じる予備校で勉強するのがおすすめ。予備校のホームページを見るとどんな特徴があるのかわかるため、確認してみましょう。

3. 運営実績・校舎の数

意外と大切なのが、運営実績(何年間運営されているか)と校舎の数です。

運営実績が長いということは、「それだけ多くの受験生に支持されている証拠」といえます。目安として10年以上続いている予備校なら、医学部予備校として実績があり、体制も整っているところが多いです。運営期間が長ければ長いほど、安心して利用できる予備校のはずです。

もちろん運営期間が浅い予備校にも、良いところはあります。ただ、気になる予備校が長く続いているところなら、より候補として考える価値があります。

また、ひとつの校舎だけでなく2校、3校と複数ある場合も、受験生から評判の良い予備校といえます。

校舎が複数あるということは、「ひとつの校舎で評判が良いため、離れた場所にももう1校作った」という可能性が高いです。校舎の数もチェックしてみてください。

4. 自習室の体制

ほとんどの医学部予備校は自習室を用意しています。自習室はあることを前提として、次のポイントをチェックしましょう。

  • 自習室の開放時間(自分が利用したい時間に空いているか)
  • 勉強できるだけでなく、質問できる体制が整っているか
  • 自分が勉強しやすそうな環境か(見学で確認)

予備校に入ると、長い時間を自習室で過ごすことになります。自習室があっても、喋る人がいる、何だか圧迫感がある、のような場合は良い環境といえません。集中して勉強できそうな体制・環境になっているかを確認することが大切です。

5. 寮の有無・やっていけそうな環境か

医学部予備校は普段の生活まで受験に合わせた形になるよう、寮を用意していることも多いです。寮に入って頑張りたいと思っているなら、寮があるかどうか、生活できそうな環境かを確認しましょう。

寮は実際に見学して、「ここならやっていけそう」と感じるかをチェックすると良いでしょう。

6. 相談するときのスタッフの対応

ほとんどの医学部予備校では、入学前の相談をするとていねいに対応してもらえます。ただ、中には上から目線のような対応をされる予備校もあります。

  • 「何だか適当な対応だな・・」
  • 「上から目線で、印象悪い・・」
  • 「何だかこちらの状況を考えずに、グイグイ勧めてくる・・」

こんな場合は、その予備校との相性は悪い可能性が高いです。別のところを探しましょう。

スタッフは、「その予備校の中身を表している存在」といえます。微妙なスタッフがいるということは、その予備校の体制も微妙な可能性があるため、やめておくほうが良いです。

7. 合格実績(志望校にどれだけ受かっているか?)

医学部予備校は医学部の合格をサポートする予備校のため、合格実績はこだわっていることがほとんどです。そのためホームページを見ても、基本的に良い数字しか書かれていません。

ポイントとしては、「志望校やイメージに近い大学に、何人合格しているか?」をチェックすると良いです。

志望校をすでに絞っているなら、気になる予備校を比較して、志望校への合格者数が多いところを選ぶと良いです。10名以上合格していれば、かなり実績があると考えて良いでしょう。志望校への合格者が1〜3人くらいなら、やめておくほうが無難です。

まだ志望校を決めていないなら「地方国公立の医学部にどれだけ合格しているんだろう」のように、国公立・私立どちらの合格者数が多いのかを見てみるのも参考になります。

ホームページや資料をチェックしたら、最後は実際に校舎へ行って話を聞こう

医学部予備校の情報は、ホームページや資料である程度チェックできます。

ただ、「学費がいくらになるか」「寮や自習室が自分に合う環境か」「スタッフの印象が良く、親身になってくれそうか」は、実際に校舎へ行って確認するべき。最後は「ここなら安心して勉強に集中できそう」というリアルな感覚が大切なので、ぜひ医学部予備校へ足を運んでみてください。

医学部予備校は入学したら、とても長く時間を過ごす場所になります。できれば気になる予備校は全て相談しに行ってみて、納得のいくところに決めるのがオススメ。少し時間はかかりますが、入学してから迷いなく勉強できるはずです。

自分が納得できる予備校に決めると、
「よし頑張ろう!」と受験への気持ちが入りやすくなります。
テキストやカリキュラムをフル活用して、合格を勝ち取ってくださいね!