北里大学医学部の入試情報:偏差値目安や合格最低点・最高点・学習の対策ポイント

北里大学の医学部は全国にある大学医学部の中でも、比較的狙いやすいです。私大のため学費は年間750万円と高額ですが、予算が大丈夫なら考えてみるのもひとつの選択肢。ここでは北里大学医学部の入試データ、入試対策のポイントを解説します。

北里大学の医学部は狙いやすいですが、きちんと体制が整っていて立地も良いです。
医学を学ぶのに最適な環境が整っているので、考えてみてくださいね。

北里大学医学部の基本データ

【キャンパス情報・学費・入試日程】

キャンパスの場所 相模原キャンパス
〒252-0373
神奈川県相模原市南区北里1-15-1
オープンキャンパス(OC)
入試対策講座・進学相談会(相談会)
※全て2020年
OC:8月1日(土)・2日(日)10:00〜16:00
OC:8月23日(日)10:00〜16:00
相談会:10月4日(日)10:00〜16:00
相談会:11月7日(土)・8日(日)10:00〜16:00
学費 入学金(初年度のみ):150万円
授業料:年間300万円
施設設備費:年間100万円
教育充実費:年間350万円
年間合計:750万円
6年合計:4,650万円
2021年募集人数 74名(一般入試)
出願受付期間 2020年12月17日(木)~2021年1月18日(月)
当日消印有効
試験日時 1次試験:2021年1月24日(日)
2次試験:2021年1月30日(土)1月31日(日)2月1日(月)から1日を選択
試験会場 相模原キャンパス

【入試科目・偏差値の目安】

【1次試験】
3教科
合計500点
数学:150(80分・数3まで)
理科:物・化・生から2科目:合計200(100分)
英語:150(70分)
【2次試験】 論文(90分)
面接(個人またはグループ)
偏差値の目安 63〜64

令和2年(2020年2月)の入試データ(一般入試のみ・推薦除く)

【受験者数・合格者数・倍率】

募集人数 74
志願者数 男:1,247
女:723
合計:1,970
受験者数 男:1,198
女:704
合計:1,902
1次試験のみの
合格者数
男:341
女:134
合計:475
合格者数 男:162
女:73
合計:235
倍率
(受験者÷合格者)
8.1倍
1次最高点・最低点
(500点満点)
最高点:365
最低点:256

北里大学の医学部入試、攻略・対策のポイント!

ここからは北里大学医学部を目指す上でのポイントを解説します。

ただしまず押さえておくべきこととして、「学費」があります。

北里大学は私立大学で、医学部の学費は高額です。初年度は入学金が含まれるため年間900万円、それ以降は年間750万円の学費がかかり、卒業までの6年トータルで学費のみでも4,650万円かかります。予算が大丈夫そうかを確認したら、対策を始めましょう。

偏差値目安は63〜64で、医学部の中では狙いやすいレベル。ただし倍率は高く、油断は禁物

北里大学は全国に82校ある大学医学部の中でも、狙いやすい部類。偏差値の目安は63〜64で、他の学部からすると高めではあるものの、医学部としては普通です。「勉強はあまり得意じゃないけど、医学部に行きたい」という場合、北里大学は候補としておすすめです。

ただしハードル低めとはいえ、油断は禁物。北里大学は国公立志望の人が滑り止めとして狙う大学でもあり、2020年度入試の倍率は8倍と高め。きちんと対策しないと合格できないため、すぐに準備を始めましょう。

英・数・理とも入試標準レベルの問題演習を。1次試験は6〜7割取れれば合格ライン

北里大学医学部の入試問題は、どの科目も「標準レベル」です。まずは英・数・理それぞれで基礎を固めて、標準レベルの問題集と過去問で演習を行いましょう。目安ですが、高3の7〜8月には基礎固めを終えて、9月以降は問題演習に集中できると良いです。

北里大学の2020年度1次試験(500点満点)は、合格最低点が256点と約5割、最高点が365点と約7割です。つまり本番の1次試験で6〜7割取れる力をつければ、合格ラインには達します。ただし本番は緊張で普段の力を全て出せないことが多いため、入試までの勉強では全ての問題を正答する気持ちで演習しましょう

小論文・面接対策もしっかりと!論文は公式サイトの過去問を全てチェック

北里大学は2次試験で小論文・面接が課されます。小論文は国語力を試される問題が出題され、北里大学医学部の受験生向けサイトに過去問が掲載されています。かなり以前の問題まで載っているため、全て目を通して解いておきましょう。自分の回答が合っているかの添削は、学校の先生や予備校の先生・スタッフに協力をお願いすると良いです。

面接も自分だけで対策するのが難しいため、学校の先生や予備校に相談しましょう。半年や1年も前から話す練習をする必要はありませんが、3ヶ月前くらいからは準備を始めると良いです。

また、「医学部になぜ行きたいのか?」「医学部に入って、将来はどうしたいのか?」「なぜ北里大学の医学部に行きたいのか?」などの志望動機は普段から考えておく必要があります。入試対策としても、自分のこれからを深く見つめる意味でも、勉強の合間に考えておきましょう。

北里大学医学部は油断できないものの、きちんと対策すれば合格ラインに届きやすいです。
基礎を固めてまずは入試標準レベルの問題を確実に解けるよう、勉強していきましょう。
小論文と面接は対策を後回しにしてしまう人もいますが、できれば早めに準備を始めると安心です。