「子どもの模試の結果がE判定だった」
「このままじゃ医学部は厳しいかも…」
こんな結果を知り、胸がざわついたことはありませんか?
医学部はどの大学も難関。本気で目指すなら、早い段階から対策を始める必要があります。
ただ、成績が思うように伸びない時期や、スランプに陥ることは誰にでもあるもの。
お子さんが「諦めたくない」と感じているなら、親御さんの関わり方で状況が大きく変わる可能性は十分あります。
ここでは、お子さんが模試でE判定を出してしまったときに、今からできる7つのサポートを紹介します。
医学部への逆転合格を果たすため、ぜひ参考にしてください。
E判定の医学部志望生に親御さんができる7つのサポート
E判定という結果は親子で落ち込むかもしれませんが、このタイミングこそ、親御さんのサポートが効果を発揮する時期。
実際、医学部予備校などでも、親御さんの協力もあってE判定から医学部に逆転合格した生徒さんはたくさんいます。
ここから紹介する7つのサポートは、こうした逆転合格を果たしたご家庭で行われている取り組みです。
ぜひお子さんの状況に合わせて取り入れてみてください。
1. 模試の結果を一緒に分析する
「E判定」という結果だけを見て落ち込むのではなく、どこが弱点なのか、どう改善できそうかを親御さんも一緒に見ていくのは効果的。
具体的なアクション
- 各教科・大問ごとの得点をチェックして、特に点数が低い分野を見極める
- お子さんの答案と模範解答を見ながら「なぜ間違えたか」をチェックする
- 時間配分やマークミスなど、ケアレスミスがなかったかをお子さんに振り返ってもらう
- 過去の模試結果と比べ、改善している部分も見つけてあげる
医学部の中でも比較的ハードル低めな私立大学でも、入試問題は標準~応用レベルの問題が多く出題されます。
基礎が固まっていないと合格点を取ることはできないため、模試の分析では「どの単元・分野でつまずいているか」を特定することがとても重要。
特に、E判定の場合は複数の教科で基礎的な問題を取りこぼしていることが多いため、基本項目の徹底確認から始めましょう。
英語や数学などの積み上げ科目では、つまずいたポイントを特定して基礎から立て直せば、3ヶ月ほどでも大きく点数を伸ばせる可能性があります。
2. 生活環境を整える(食事・睡眠・勉強スペース)
模試の結果が悪かった時こそ、生活の土台を整えることも大切。脳のパフォーマンスは生活習慣に大きく左右されるためです。
具体的なアクション
- 睡眠時間を確保する(医学部合格者の多くは6〜7時間の睡眠を確保)
- DHA・EPAを含む青魚やナッツ類など、脳の働きを助ける食事を意識する
- スマホの使用ルールを家族で決め、就寝1時間前からは使わない習慣をつける
- 勉強スペースの照明や温度、雑音などを見直し、集中できる環境を整える
- リフレッシュのための適度な運動時間(30分程度のウォーキングなど)を確保する
医学部受験生の多くは1日10時間以上の勉強時間を確保しようとするあまり、睡眠や食事、運動などを適当にしがち。
ただ、私立医学部を目指す場合でも、単純な勉強時間の長さより、「質の高い勉強時間」を確保することが重要です。
そのためには記憶を定着させるために良質な睡眠が必要で、集中力を保つためには適切な栄養と運動も大切。
生活習慣をひとつひとつ整えることで、同じ勉強時間でも吸収の度合いが違ってきます。
たとえば10%の改善が見られたとして、それが毎日続くとなると、学習効果はとても大きな差に。
つい後回しにしがちですが、E判定の挽回には生活リズムの見直しも意識しましょう。
3. オープンキャンパスや大学病院の見学へ一緒に行く
成績が伸びない時期は、モチベーションも下がりがち。
こうしたときは、勉強の先にある目標を再確認するのも効果的です。
具体的なアクション
- 志望大学のオープンキャンパスに一緒に参加し、現役医学生の話を聞く
- 大学病院の見学ツアーや医療体験イベントに参加する
- 医師のキャリアパスや働き方を扱ったドキュメンタリーを一緒に見る
- SNSで医学生や研修医が発信している内容を一緒にチェックする
- 地域の医師会が開催する高校生向けセミナーに参加する
E判定でも私立医学部なら、一般だけでなく、推薦入試や地域枠などもあるため、チャンスは十分。諦める必要はありません。
オープンキャンパスや見学会に参加すれば、一般入試以外の選択肢や入試情報も得られ、医学部の雰囲気を実際に感じることで「ここで勉強することになるのか」というモチベーションアップにつながります。
また、偏差値が低めの医学部でも6年間の教育内容は国家試験合格に必要な水準のため、卒業後のキャリアパスは他大学と変わりません。
こうした医学部の実情を知ることで、「どの医学部に入るか」よりも「医師になって何をするか」という本質的な目標に意識を向けられるようになります。
4. 医学部を目指す意味を一緒に再確認する
「なぜ医学部を目指すのか?」という問いに、はっきり答えられないまま勉強している子も少なくありません。
目標があいまいだと、ハードルの高い勉強を乗り越える力が弱くなってしまいます。
具体的なアクション
- 落ち着いた環境で「医師になりたい理由」について話し合う時間を作る
- 小さい頃からの夢や、医療にまつわる体験を思い出す
- 「10年後どんな医師になっていたいか」を具体的にイメージしてもらう
- 「なぜ他の職業ではなく医師なのか」を掘り下げる
- 本人の価値観や得意分野と医師という職業の相性について考える
目標がぼんやりしたまま勉強すると、「何のために勉強するのか」という思いがつきまとい、「そこまで必死に覚えなくていいか」「そんなに勉強しなくていいのでは?」という考えにつながってしまいます。
逆にお子さん本人が明確な目的意識を持っていると、たとえ少し高いハードルでも合格は現実的になり、モチベーションも湧いてきます。
将来のイメージが具体的なほど逆転合格の原動力になるため、一見すると勉強に関係なくても考える時間を取るべきです。
5. 「努力の見える化」を一緒に行う
成績が上がらないと、「こんなにやってるのに報われない」と感じがち。
こうしたときこそ、親御さんが一緒に努力を可視化することで、小さな成果を見逃さない工夫が効果的です。
具体的なアクション
- 学習管理アプリや紙のカレンダーで勉強時間や内容を記録する
- 週に一度、親子で「今週できたこと」「伸びた部分」を共有する時間を設ける
- 苦手単元の正答率の変化をグラフ化して壁などに貼る
- 暗記した範囲を色分けした付箋やマーカーで視覚化する
- 週に一度、親が確認テストを出す
大学受験の勉強期間は長く、その過程では小さな進歩が見えにくいもの。
その中では、本人が「以前と学力が変っていない」と感じて挫折しがちです。
よく言われることですが、毎日の積み重ねで着実に学力は伸びているものの、模試結果のように大きな指標では、数ヶ月単位でないと変化が見えないケースがよくあります。
そのため、日々の小さな成長を「見える化」し、努力が実を結びつつある実感を持ってもらうことが重要。
お子さんによっては不安からついネガティブに考えがちなため、ここは親御さんが協力して「良いところ」に目を向けてあげましょう。
6. 今の学習環境(塾・予備校)が合っているか再確認する
お子さんが努力しているのに、どうしても結果に結びつかない。
こうしたときは、学習環境や指導スタイルの相性を見直すタイミングかもしれません。
チェックポイント
- 先生はお子さんの理解度・レベル・状況に合っているか
- 質問しやすい環境か、質問したときに納得のいく説明をしてもらえるか
- 医学部受験に特化したカリキュラムや対策がされているか
- クラスのレベルや雰囲気が合っているか
- 個別のフィードバックや学習相談が定期的にできているか
- 志望校の出題傾向や最新情報を把握できているか
お子さんの学力に不安がある場合、環境は特に重要。
医学部受験は難易度が高く、それは指導・サポートをする塾や予備校にも高い水準が求められるということです。
E判定からの逆転を図るなら、医学部受検に向けて万全の対策ができる環境を選ぶべきで、やはり医学部予備校が第一の選択肢になります。
特に私立医学部は大学ごとで出題傾向の差が大きく、例えば英語が得意なら英語の配点が高い大学、数学が苦手なら数学の比重が低い大学など、受験生の強みを活かせる大学選びのアドバイスも情報を把握している医学部予備校なら可能です。
また、医学部予備校には同じ目標を持つ人が多く、大きな刺激になることも。
本気で医学部を目指すなら、医学部志望者が多い環境に身を置くことのは効果的です。
7. 実際に医学部予備校へ相談に行ってみる
お子さんの学力で悩んでいるなら、親御さんだけで抱え込まず、実際に医学部予備校へ相談に行くのもおすすめです。
医学部予備校は「うちの子、何とかしてください」という依頼をたくさん引き受けているため、経験・実績・情報・ノウハウが豊富。
予備校の正しい判断と対策があれば、E判定からの逆転合格は十分可能です。
医学部予備校に相談するメリット
- 現状の学力から志望校合格に向けてのアドバイスをもらえる
- 限られた時間で最大の効果を得る勉強法・学習計画を提案してもらえる
- E判定からの逆転合格の事例・実績を共有してもらえる
- メンタル面のサポートや親御さんの関わり方についてもアドバイスをもらえる
- 医学部入試の最新情報や傾向を踏まえた戦略を立てられる
比較的狙いやすいレベルの私立医学部なら、今はE判定でも合格できる可能性はあり。
医学部予備校に相談すれば、お子さんの学力と入試までの期間から、「どの大学のどの入試方式なら可能性があるか」「もし来年度も含めて考えるなら、どのように学習を進めるべきか」を具体的にアドバイスしてもらえます。
また、無駄のない効率的な学習プランの提案や、メンタル面のサポートなど、とにかく医学部合格に必要なアドバイスを総合的に受けられるのも大きなメリット。
多くの場合、学習相談や校舎の見学は無料のため、まずは親御さんだけで問い合わせや相談をしてみるのも良いでしょう。
まとめ:模試でE判定でも終わりではなく、親御さんのサポートと本人の努力次第で医学部合格は可能
模試でE判定という結果でも、けして「医学部はムリ」という意味ではありません。
むしろ「今のままではダメだ」という警告であり、変化のチャンスとも言えます。
実際、多くの医学部合格者はE判定を経験していることが多いもの。
ですがそこから現状を正しく分析し、適切な対策をとることで合格を勝ち取っています。
お子さんがまだ諦めていないなら、そのやる気を最大限に活かせる環境づくりは、親御さんにしかできない大きなサポート。
「何をすればいいのか分からない」「このままで大丈夫か不安」という方は、ぜひ医学部受験のプロである医学部予備校に相談してみてください。