医学部予備校メビオを解説!関西エリアでは高い合格実績を誇る、人気の予備校

関東エリアには医学部専門の予備校がたくさんありますが、関西エリアで人気なのが「メビオ」。特に私立医学部に強く、実力派の講師による1コマ3.5時間、1,000時間以上の授業、いつでも質問できる環境、専用寮の完備など、トータルで充実しています。学費は高いものの予算に合わせて相談できるため、考えてみるのもおすすめです。

メビオの公式サイトは細かな点までしっかり解説されていますが、ここでは重要なポイントをまとめて解説します。

目次

医学部予備校メビオ基本データ

設立 1982年
校舎 大阪府大阪市中央区石町2-3-12ベルヴォア天満橋
B1〜9F
開校時間 8:30〜21:30
合格実績
※医学部医学科
最終合格
【2021】
国公立:5名
私立:187名
【2020】
国公立:3名
私立:179名
【2019】
国公立:2名
私立:191名
授業形式 ・対面での少人数授業
・オンライン少人数授業
・オンライン個別指導
授業時間 1コマ3.5時間
(現役生の平日は1コマ3時間)
講師 メビオ講師紹介
オリジナルテキスト
コース
学費(税込)
オンラインコース
(少人数授業・個別指導)
自習室
質問対応
食事の提供
寮の有無
中学生
(個別指導のみ)
再受験生 要相談
特待制度
(要相談)
独自模試
入学前の相談方法 ・資料請求
・説明会
・個別面談
・無料体験
入学の流れ 1. 資料請求or無料体験
2. 説明会・個別面談
3. 入会面接
4. 学力診断テスト
5. 入会

医学部予備校メビオの特徴・メリット

  1. B1〜9階まで、ひとつのビルが全てメビオのフロア。35の教室・自習室・食堂が1つの校舎内にある。
  2. 高い合格実績。特に私立医学部に強く、関西エリアではトップクラス。
  3. 1クラス7名の少人数授業で、学習効果の高い授業。
  4. 授業は1コマ3.5時間(現役生の平日は3時間)で、学習の「質」だけでなく「量」も重視。高卒生は週13コマ、年1,000時間を消化。「メビオノート」で学習記録も。
  5. 40名以上の医学部受験に精通した講師。質問も自由にできる。
  6. 医学部入試を徹底分析したオリジナルテキスト。
  7. 複数名の常勤講師が担任。1人1人の名前と顔を覚えてきめ細かいサポート。保護者様の対応も年間361日。
  8. 校内で年3回テストを実施。年6回・25以上のクラス編成で、自分に合った学習ができる。
  9. 「出願スケジュールのプランニング」「願書記入会」で、直前期もしっかり準備。
  10. メビオ塾生専用の寮あり。校舎から徒歩2分以内で、移動時間のムダがゼロ。
  11. オンライン受講もでき、少人数授業と個別指導が選べる(校舎での個別指導はなし)。

1. B1〜9階まで、ひとつのビルが全てメビオのフロア。35の教室・自習室・食堂が1つの校舎内にある

医学部を目指す人は一般の受験生に比べれば少なく、医学部予備校の教室もビルの1フロアや2フロアに入っていることが多いです。これに対してメビオは地下1階から9階まで、ひとつのビル全てがメビオのフロア。校舎の中には教室が35室、自習室(個室ではなく仕切られた個別ブース)、食堂があり、勉強に集中するための環境が整っています。

また、これだけの規模で成り立っているということから、メビオが多くの医学部受験生に支持されていることがわかります。

2. 高い合格実績。特に私立医学部に強く、関西エリアではトップクラス

メビオは関西エリアの中で、トップクラスの合格実績を誇る予備校。特に私立医学部の実績が高くなっています。

【主な予備校における、私立医学部の合格実績(1校舎あたり)】

※駿台は20校舎、河合塾は25校舎の平均。その他は1校舎のみの実績。

2021 2020 2019
YMS 242名 178名 221名
メビオ 187名 179名 191名
野田クルゼ 184名 153名
代官山メディカル 119名 98名 97名
河合塾(25校) 116.8名
駿台(20校) 106.2名

(参考)大手予備校・医学部予備校の合格実績を比較!国公立・私立医学部に強い予備校は?

有名な医学部予備校、大手予備校の私立医学部合格実績は上のようになっていて、メビオは上位3位に入る数字。しっかりと結果を出しています。予算が合うなら、メビオは十分に検討する価値があります。

3. 1クラス7名の少人数授業で、学習効果の高い授業

メビオの授業は少人数制が基本。1クラス7名となっていて、講師が生徒さん1人1人の顔と名前をしっかり覚えてくれます。また、全員の様子を見ながら授業が行われるため、理解できないまま進むことがありません。

また、少人数クラスは受講生同士でもコミュニケーションを取りやすく、同じ医学部を目指す仲間として連帯感や良い意味での競争意識が生まれます。こうした刺激により、さらに学力アップが期待できます。

予備校によっては少人数授業と個別指導を選べるところも多いですが、メビオは校舎での受講は少人数授業のみ。個別指導はオンラインのみ可能となっています(2022年現在)。

4. 授業は1コマ3.5時間(現役生の平日は3時間)で、学習の「質」だけでなく「量」も重視。高卒生は週13コマ、年1,000時間を消化。「メビオノート」で学習記録も

メビオの授業は1コマ3.5時間(現役生の平日は3時間)と、とても長いのが特徴。

【主な予備校の授業時間】

主な予備校 1コマの授業時間
駿台 50分
河合塾 90分
メディカルラボ 150分
富士学院 100分
YMS 90分
野田クルゼ 90分
メビオ 210分
(現役生の平日は180分)

ほかの予備校と比べても、メビオの授業時間は際立って長いです。ただ、メビオの授業は講師の説明をずっと聞くだけではなく、講師から受講生に問いかけをしたり、生徒さん同士でのやり取りが生まれたりすることで進みます。そのため3時間半といっても、意外とストレスなくこなすことが可能。

高卒生でメビオの授業をフルに受けると、週13コマ、年1,800時間ほどを消化するカリキュラムになっています。授業の質も高いですが、圧倒的な「量」も確保することで、受験に必要な学力を身につけられます。

また、メビオの塾生は「メビオノート」という学習記録(学習内容・自習時間)を毎日つける決まりになっています。これにより自分の学習量を把握でき、今後の分析にもつながります。

5. 医学部受験に精通した講師が40名以上。質問も自由にできる

メビオには、医学部受験に強い講師が40名以上も在籍。それぞれが各科目のエキスパートで、医学部受験に対応できる学力をしっかり身につけられるよう指導してくれます。

また、実力の高い講師は予備校を掛け持ちしていて、授業が終わると別の予備校へ向かう人も多いです。ただ、メビオにいる40名以上の先生は「常勤講師」で、授業後もB1の講師ルームで質問などを受け付けてくれます(8:30〜21:30)。

6. 医学部入試を徹底分析したオリジナルテキスト

オリジナルのテキストを作成している予備校は多く、メビオも当然用意しています。

  • レベル別の「授業用テキスト」
  • 穴がないように復習や基礎固めができる「学び直しテキスト」
  • 各大学の医学部に向けた対策ができる「対策テキスト」

メビオは上のようにテキストの種類を分けていて、目的に合わせたテキストを活用することで、より高い学習効果を得られるようになっています。

7. 複数名の常勤講師が担任に。スタッフも生徒さんの顔と名前を覚えて、年間361日の保護者様サポート

多くの予備校では授業を講師が行い、学習の管理は別のスタッフが担当と、講師・担任の役割を分けているのが一般的。メビオは授業をする講師が担任となり、生徒さんの学習計画や進捗の確認を行っています。また、1人の講師だけが担任となるわけではなく、複数の常勤講師が担任としてサポートします。

講師は塾生と普段から接しているため、学力や勉強の状況を一番理解している存在。そのため相談などもスムーズで、的確なアドバイスができます。

また、メビオには講師以外のスタッフもいて、周辺のサポートを担当。保護者様からの問い合わせや相談は361日受け付けていて、塾生の様子なども常に確認しています。

8. 校内で年3回テストを実施。年6回・25以上のクラス編成で、自分に合った学習ができる

メビオは25以上のクラスに分かれていて、講師がクラス編成をしています。

  • クラス編成は年6回実施。
  • 年3回の実力テストを元にクラスを検討。

基本的には実力テストの結果を元に編成が行われるものの、人によって理解のペースには個人差があります。普段の授業の様子も踏まえて、ベストなクラスが決定されます。

9. 「出願スケジュールのプランニング」「願書記入会」で、直前期もしっかり準備

メビオのサポートは受験の直前期まできめ細かく、以下のことも行っています。

  • 複雑な出願スケジュールのプランニング
  • 担任講師による、1対1の「願書記入会」
  • 受験地の宿泊手配、受験会場のアクセス案内
  • 受験前日まで行う「直前授業」。現地ホテルでも開催
  • 最短で入試終了直後に発表される「解答速報」

これはもう、「ここまでやってくれるのか・・」というレベル。特に講師が宿泊先のホテルで行う直前授業や、入試直後に出される解答速報は、なかなかほかの予備校ではできません。「これだけきめ細かくサポートする」という姿勢は、メビオ全体の指導にも活かされているはずです。

10. メビオ塾生専用の寮あり。校舎から徒歩2分以内で、移動時間のムダがゼロ

メビオは校舎だけでなく寮も充実しています。

  • 校舎の裏に男子寮2棟、女子寮1棟。
    男子寮 第1:2004年完成
    男子寮 第2:2011年完成
    女子寮:2010年完成
  • 3棟とも、メビオ生しか住んでいない専用寮。
  • 3棟とも、メビオ校舎まで徒歩2分以内。
  • 3棟とも、セコムのセキュリティ導入。
  • 全部屋とも、バス・トイレ付きワンルーム個室。
  • 食堂あり。朝・昼・夜とも寮で食事することも可能。
  • 家具・家電付き。
    (洗濯機・エアコン・冷蔵庫・ベッド・勉強机・本棚・デスクライト・カーテンなど)
  • 周辺は住宅街で治安良好。スーパー・コンビニ・病院など徒歩圏内。
  • 寮母さんが住み込みで常駐管理。7時に解錠、門限の23時に施錠。
  • 家賃は月82,000~87,500円ほど(部屋によって変動)。

上のように、寮として必要な設備・環境はひと通り整っています。遠方からメビオへの入学を考えている場合、検討するのもおすすめです。

【寮の費用】

内訳 費用
寮費 月82,000~87,500円
(部屋によって変動)
損害保険 年間15,000円
退去時の清掃費 22,000円(税込)
水道料金 実費
電気料金 実費
短期入寮 1日3,500円
(光熱費・清掃費は実費)

11. オンライン受講もでき、少人数授業と個別指導が選べる(校舎での個別指導はなし)

メビオはオンラインでの受講もできる体制になっています。

オンライン授業の形式は2〜4人の少人数授業と個別指導が選べるようになっていて、特に個別指導は校舎での対面授業では受けられないため、逆にオンラインを選ぶのも良い選択肢といえます。

授業はリアルタイムで行われますが、録画視聴もでき、あとで復習するのも効果的。ただし校舎での受講と同様に授業時間は3時間半のため、全ての授業を見直すのはかなり大変ではあります。

担任も兼ねる講師による学習サポートや面談も校舎での受講と同様に受けられて、質問はオンライン授業の中でその都度OK。また、授業後も講師が質問用のミーティングで待機するため、聞きたいことがあればすぐに解決できます。

オンライン授業では、20週かけて医学部対策に必要なカリキュラムを1巡。そこからさらなる定着を行い、万全に仕上げます。

学費は授業時間によって変わる。高卒生:年間500〜1,200万円、現役生:150〜600万円が目安

メビオの学費は、年間の一括払いではなく月謝制。費用の内訳は、下のようになっています。

内訳 費用(税込)
入会金 高卒生:330,000円
高校3年生:165,000円
高校2年生:110,000円
高校1年生:55,000円
授業料 高卒生:1時間4,620円
高3生:1時間4,290円
高2生以下:1時間3,850円
食費 朝食:550円
昼食:847円
夕食:1,155円
公開講座
(入会せず受講可)
高卒生・高3生:1時間5,000円
高2生以下:1時間4,000円
模試 1回6,600円

※教材費・施設費・校舎光熱費、その他の諸経費は、授業料に含まれる。

【学費シミュレーション】

  • 高卒生・自宅通学・1コマ3.5時間×週13コマ・食事3食を週6日とる場合で計算(入会金は省略)

授業料:4,620円×3.5時間×週13コマ×4週=840,840円
食費:朝食550円×週6日×4週+昼食847円×週6日×4週+夕食1,155円×週6日×4週=61,248円

合計:月902,088円(年間1,082万5,056円)

  • 高卒生・寮を利用・1コマ3.5時間×週13コマ・食事3食を週6日とる場合で計算(入会金は省略)

授業料:4,620円×3.5時間×週13コマ×4週=840,840円
食費:朝食550円×週6日×4週+昼食847円×週6日×4週+夕食1,155円×週6日×4週=61,248円
寮費:月85,000円

合計:月987,088円(年間1,184万5,056円)

  • 高3生・自宅通学・平日1コマ3時間×週5コマ+土日1コマ3.5時間×週4コマ・食事3食を週1日とる場合で計算(入会金は省略)

授業料:4,290円×3時間×週5コマ×4週+4,290円×3.5時間×週4コマ×4週=497,640円
食費:朝食550円×週1日×4週+昼食847円×週1日×4週+夕食1,155円×週1日×4週=10,208円

合計:月507,848円(年間6,094,176円)

上のシミュレーションはあくまでも例ですが、フルにメビオの授業を受ける場合、高卒生は年間1,000万円を超えます。現役生でも年間500万円を超えるため、予算が合うかは確認が必要。メビオは医学部受験に必要な環境・サポートがトータルで整っているため、やはり高くはなります。

メビオが向いている人

以上を踏まえて、メビオがおすすめなのは次のような人です。

  • 私立医学部を目指したい。
  • 実績豊富な予備校がいい。
  • 集中して勉強に取り組みたい。自分1人だと怠けてしまう。
  • 学費が高くても、全て整っている予備校がいい。
  • 寮に入って勉強したい。

メビオは学費の高さがデメリットではあるものの、実績・環境とも申し分なし。高卒生なら寮を利用して入学するのも、ひとつの選択肢です。

医学部予備校メビオは、医学部対策に必要なノウハウ・サポート・環境が充実。関西エリアに住んでいるならおすすめ

医学部予備校メビオは学習の質と量、両方をカバー。担任も兼ねる常勤講師が3.5時間の少人数授業できめ細かく指導してくれて、自習や質問も自由にできます。専用寮もあり、男女で分かれているため、遠方からの入学も検討する価値があります。オンライン受講もできるため、合わせて考えてみてください。

ただ、メビオの学費は高いため、予算に合うかは要相談。興味がわいたら、まずは相談してみるのもおすすめです。